みなさんこんにちは。
今回は過去を受け入れて前に進む方法を紹介します。
これは「ラディカルアクセプタンス」と言って、【自分の能力を受け入れて、現実を受け止めることによって前に進むことができる】と科学が教えてくれています。
そうすることで変えることができない過去に縛られるや、高すぎる理想に縛られるや、こういった思考は現実では行動に繋がらないと言っています。
なんとなく皆さんも分かるとは思いますが、
過去ばかりに目を向けては当然前に進むことはできませんよね。もちろん辛かった、苦しかった、悲しかったなど人によって過去に起きた出来事の重さは違います。
じゃあ、過去を振り返らなければいいの?
と、思うかもしれませんがそれは無理な話ですよね。
人間には記憶が存在するように、過去も記憶として残っているので忘れたくても忘れることが出来ないことはたくさんあるはずです。
そこで科学では過去を受け入れてそれを未来へ進むための力として利用しようと言うことです。
難しいかもしれませんが、でも過去を力に変えることができればそれってすごいと思いませんか?
アドラー心理でも、【過去がダメなら、今の自分もダメ。そしてこのダメな自分は未来でもきっとダメなんだ】と言うように、
確かにダメなことばかり考えると、未来も不安だらけでダメになる可能性もあるかもしれません。
なので今回は過去を受け入れて前に進む方法を紹介します。
ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。
1.ニーバの祈り
2.マインドフルネス
今回はこの2つについて紹介したいと思います。
1.ニーバの祈り
これはアメリカの神学者ラインホルド・ニーバという人が神にお祈りした言葉がありそれがラディカルアクセプタンスに効果があるのではないかと言われています。
ニーバの言葉…
【神を私に変えることが出来ない物を受け入れる忍耐力と変えることが出来る物、変えるための勇気。そしてそれらを見抜ける知恵をささえたまえ。】
という言葉を言いました。
実はこの言葉がDBT(弁証法的行動療法)と言って過去に縛られたり、未来とか将来が不安だらけな人にとっては力のある言葉だと言われています。
つまりこの言葉を自分自身で声に出して言うことによって、おそらくですが心が安定するのでしょうね。
確かに自分を励ます言葉って、自分が声に出して自分自身に言うことでそれが励ましの効果になったり、辛い自分を後押ししてくれたりといろんな効果が実はあるんですよね。
すごいですよね~。
なので皆さんも自分の過去が辛いとき、「あー。もっとこうすればよかったのにな。」とか「なんであんなことをしたんだろうか。もっと違うことするべきだった。」など【僕らは過去にとても深く理由を求めてしまう】性質を持っているのです。
だから過去に縛られてしまう人がいるんですよ。
そういった人たちは「今、どんな行動を取るかで過去は変わっていきます。つまり未来が変わっていくんですよね」
過去は変えられない。ならば現実、今、自分が行動するべきことに目を向けないといけないというわけですよね。
難しいけど、でもこれができるときっと自分も成長できるし、過去に起きたことなんて未来で倍返ししてやればいいんですよ。
2.マインドフルネス
皆さんはマインドフルネスを聞いたことはありますか?
マインドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、「今、瞬間の気持ち」「今ある身体状況」といった現実をあるがままに知覚して受け入れる心を育む練習のことであり、ラディカルアクセプタンスには必要な要素と言われています。
そしてマインドフルネスにはいろんなトレーニング方法がありますが、今回は1つに絞って紹介したいと思います。
1.アクセプツ・ガイドライン
1.アクティブティ
これはとにかく自分が楽しめる活動をやってみましょうということで、苦しみを乗り越えたいならまずは楽しいことから始めるのが過去に縛られずにすむと言うことです。
楽しいこととは人によって違うと思いますが、例えば好きなゲームをしたり、散歩してリラックスしたり、映画を見たりなんでもいいのです。
こうすることで今やっていることに夢中になれるから、過去に縛られないのです。
2.コントレビューティング
誰かのために何かをすることであり、これは親切さに繋がります。
他人に親切にすることで、苦悩が和らぐ効果があるので誰でもいいので親切な対応をしてみて下さい。
より効果を実感できるのは友達や親友に親切な対応をすることをおすすめします。
友達ならきっと感謝されると思うので、より苦悩が和らぐと思います。
3.コンパレゾン
これは自分より不幸な人、恵まれない人と比べることになります。
人間という生き物は自分より苦しい人を見ると助けてあげたい本能があります。
これが自分がまだまだ頑張れるんだぞ!という気持ちになり自分を勇気づけてくれるのです。
これは自分と似たような苦しみをしている人を見るのをお勧めします。
なぜなら同じ苦しみを自分が知るだけで気持ちがすごく楽になります。
私も昔、やっていました。本当に元気がもらえます。
4.エモーション
自分が「今」感じている感情と真逆の感情を湧き起こすことで苦悩耐性ができます。
例えば「泣ける本を読んで思いっきり感動してみる」とか、怖い映画などでびっくりしてみるとか。
これは私はやったことがないので何とも言えませんが、ちょっと難しいような気もします。
5.プッシュアウェイ
とりあえず自分の苦悩を棚に上げて放置する。
例えば悩み事があったら、それを紙に書いたりして棚に置くそういったイメージでもいいし、実際にやってもOKです。
そしてたまに確認してみて下さい。
そうすると自分が苦悩を感じていたことが、スッと通り抜けていることが分かります。
6.ソート
これは思考であり、気をそらせる物に積極的に行動してみることになります。
具体的にはゲーム、映画、スポーツなど自分の思考を苦悩から他の所に持っていく考えであります。
とにかく他の物に注意力を持っていくために積極的にやってください。
7.センセーション
センセーションとは感覚であり、刺激的な体感を経験させることにより苦悩から別のところに意識が向きます。
例えばバンジージャンプや冷水を浴びたり、そういったアクティブティなことをしましょう。
と言っても、バンジージャンプはさすがに無理がありますよね(笑)。
私はとてもじゃありませんが無理です、、
でもできる人なら、苦悩からあっという間に別のところに意識が向くと思うのでお勧めです。
以上が7つのアクセプツガイドラインでした。
いかがでしたでしょうか、苦悩耐性と言っても7つも項目があるので自分がやりやすい項目からやってみて下さい。
要するに自分の苦しい思考から、別のところに意識を向けることがとても重要でそれが出来ると自分が辛い場面に直面した時にでも使うことができます。
過去に囚われることなく、じっかりと現実視点で物事を考えられるよう今回の内容を参考に頑張ってみて下さい。
それではバイバイ。。
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