過去ばかり見てしまう人は何がやばいのか?

メンタル改善

過去ばかりを気にしたり思い出してしまうことは決してダメなことではありません。むしろ自分が無意識的に思い出してしまうこともありますし、過去の記憶とは自分の脳が重要な情報だと認識しているから記憶に残ることであってあなた自身が悪いわけではありません。

しかしながら過去ばかり見てしまう人はたくさんいらっしゃいます。

その中でも何が一番やばいのかと言うと、結論「過去ばかり見ることで現実世界がめちゃくちゃになってしまっている」ことが大きな原因となっています。

どういうことかと言うと、「過去の過ちや恐怖などが現実でも起こってしまうのではないか?」とか「また自分が過去の過ちを繰り返してしまうのではないか?」など過去に囚われてしまって現実逃避をしてしまっていることが本当に危険なのであります。

だって自分の未来って想像することは可能ですが、未来を読むことなんて不可能なんですよね。

つまり、「過去の記憶がまた起こるのではないか?」といった思考は未来を想像していることになりますし、「過去の過ちをまた繰り返してしまうのでないか?」といった考えも未来を想像していることが分かりますよね?

科学的にはこういった考え方は意味がない。時間の無駄。と言われていることがありますが私個人的には無駄ではないと思います。

理由は、自分の脳が重要な情報だと認識しているからです。

なので現実と向き合うためには過去に囚われている記憶を現実世界でどうしていけばいいのかを考えることがポイントになってきます。

例えば、「過去の記憶がまた起こるのではないか?」と自分の思考が無意識に思い出してしまったとしましょう。

そこで考えるべきことは、「なぜ過去の記憶がまた起こると自分は思っているのだろうか。それは恐怖だったり、悲しみだったり、苦しみだったり」その感情をまた感じてしまうことがきっと怖いからなんだと思います。

しかし、こういった感情は科学的に見ても「人間は恐怖、悲しみ、苦しみを受け入れることによって成長していける」とも言われており、もちろん人によって受け入れるまで時間はかかりますが、最終的には受け入れることを目標に頑張っていく意識が必要です。

そして過去を受け入れるためにはどうしたらいいのか?その解決方法を3つ紹介したいと思います。

自分がやりやすい方法を試して続けていくことをお勧めします。



自分と同じような経験をしている人を探すこと

人間は過去に囚われてしまう経験をしたとき、実は似たような経験をしている人がこの世の中には必ず存在します。

そういった人たちの経験や体験をSNSやYouTubeで紹介している方も多く存在し、それを自分が観ることで共感しあえたり、あるいは実際にその方にメッセージなどで自分の気持ちを伝えてみるのもいいでしょう。

つまり、気持ちが安定することによって過去に囚われず向き合うことが出来るので結果的に前に進むことが出来ます。

または、自分を理解してくれる人に相談することも良い方法であります。

例えば、お金を払って専門知識があるような方に電話相談(カウンセリング)を受けてみる。とか、あるいは精神科に相談してみるとか。

こういったことも、過去ばかりに囚われてしまっている方にとってはカウンセリングを受けることによって「自分が過去の記憶によって現実逃避していたり、日常で逃げてしまうような行動が多かったり」いろんな視点からアドバイスを頂くことで気付きを与えてくれます。

この気付きは本当に大事なことであり、過去に囚われて何も出来ない状況にいる方は結構いるんですよね。

なので誰かに相談することは自分の今の状況がどういう状態なのかを明確に見てくれてアドバイスしてくれるので、だいぶ良くなると私は思います。

もし何をやってもダメであれば、それこそ専門のお医者さんに相談してお医者さんの指示に従って一緒に少しづつ回復して行けるようなトレーニングをやることをお勧めします。

記憶を上書きするテクニック

基本的に過去の記憶とは思い出すたびに記憶が変わっていく作られていく傾向があり改ざんされるものと言われています。

そして記憶を変えることが出来るとポジティブな考え方を考えることが出来たり、自己肯定感が高まって自分の行動に自信が付き成長出来るようにもなります。

脳科科学では脳内で作られる記憶とは思い出すたびに、だんだんと変化していくものでありその理由は記憶を作られる海馬と言われる脳内に記憶が作られると言われており、その記憶の情報と言うものはスマホで言う容量みたいにたくさん溜め込むことではなく「材料」のように様々な情報が集まって作られることによって記憶が書き換わると言われています。

ちょっと難しいかもしれませんが、簡単に説明すると私たちの記憶は完璧な物でなく曖昧な物なんだと思ってください。

なので基本的に過去の記憶は変わっていくものだと認識することが大切であります。

その上でやるべきことは何度も記憶を思い出すことを繰り返すこと。

「え?余計辛くなって苦しくなるんじゃね?」って思うかもしれませんが、さっきも言ったように記憶は思い出すことによってだんだんと変わっていくことが分かっています。

そして思い出す時にポジティブな考え方を加えたり、新しい情報をインプットしたりすることによって私たちの記憶は悪い方向から少しでもいい方向に進むわけです。

人によってすぐ変わることが出来る人もいますが、そうでない人は約1年~2年はかかってしまうと言われているので大変かもしれませんが続けること継続することが重要です。

ぜひ頑張ってみて下さい!

心理学者アドラーが言う言葉

皆さんはアドラー心理学者をご存じでしょうか?

最近、私はこの本を購入いたしました。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
◎アルフレッド・アドラーはフロイトやユングとも並び称される心理学の巨人でありながら、日本での知名度は低い。しかしながら『7つの習慣』や『人を動かす』をはじめコーチングやNLPの源流でもあり、いわば「自己啓発の父」とも呼べる存在だ。 ◎本書はそんなアドラー心理学を「超訳」し、名言集としてまとめ、わかりやすく具体的な例とと...

この本には過去は変えられないが未来は自分の行動次第でいくらでも変えられることができる。この言葉こそ私達は前に進むために行動して行かなければいけません。

つまり過去を振り返ることは何の意味がない。今の自分の行動に目を向けることの方が自分の人生にとって重要なことではないか。と私たちに伝えているので私個人的にも重要な考え方だと感じています。

もちろん過去を振り返ることは意味がないとは私は思いません。

ただ、その影響が自分の人生に何らかの行動を制限しているのであれば、それは改善して行かなければいけないと言うことになります。

向き合うことって大変だと思いますが、人間は残念ながら働かなければご飯も食べれないし生きていくことが出来ません。

なので様々な困難に立ち向かいそれを乗り越えて人は成長して行きます。

そのためには嫌なこと、悲しいこと、苦しいことを受け入れていかなければ、私たちは前に進むことが出来ませんし決して一人で乗り越えろとは私も言っていません。

あなたを助けてくれる人もいますし病院だってあります。

そういったことは我慢せず頼りまくってください。

少しでもあなたの人生が良くなることを願い今回の内容を参考にしてください。

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