他人にバカにされているように感じる人へ

メンタル改善

あなたは他人にバカにされているような感覚ありますか?

これはごく普通のことであって、人間の性格的に相手の表情、態度、行動、言葉などによって他人にバカにされていると感じてしまうことがあります。

しかも相手はあなたのことをバカにしているわけではないのに、あなたはバカにされていると思い込んでいる可能性が非常に高いのです。

では、なぜあなたがそういう風に他人にバカにされていると思い込んでしまうのでしょう?

それにはまずあなたの性格特性を理解しておく必要があります。

結論、心理学的には他人からバカにされていると感じてしまう性格特性に神経症的傾向、HSP、愛着スタイル回避性といった特性が強いことが考えられます。

最近ではHSP、ADHDといった名前をよく耳にすると思いますが、自称ADHDと名乗っている人には本当にADHDなのか?といった疑いもありますので、ちゃんとお医者さんに診断していただくことをお勧めします。

そして今回はこの3つの「神経症的傾向、HSP、回避性」特性を詳しく説明しながら最後に対策方法もお話ししたいと思います。

神経症的傾向とは?

心理学ではビック5と言われる最も信憑性が高い性格と言われ、協調性、外向性、開放性、誠実性、神経症的傾向とこの5つが人間性格を大きく分けることが出来ます。

詳しく説明すると長くなるので簡単に説明すると…

協調性…人と協力して物事に取り組む。チームワークを大事にする。みんなと一緒に行動する。

外向性…恥ずかしいことを知らないので、1人で何でも行動が出来る。いろんな人に声をかけれる。

開放性…普通の人が考えないようなアイディアを考えることが出来る。シンプルに頭が良い。

誠実性…物事をコツコツとこなすことが出来る。女性は誠実性が基本的に高い。

神経症的傾向…メンタルの弱さ。

簡単に説明するとこんな感じになります。

そして今回の肝である神経症的傾向(メンタルの弱さ)が他人にバカにされていると感じてしまう、思い込んでしまう思考になりやすい傾向があります。

メンタルとは、簡単に言えば私たちの心(ハート)です。

メンタルは私たちにとっては必要不可欠な心であり、これがないと相手の感情を知ることが出来ないので恋愛をするのは到底無理でありますし、人との付き合いが機械的になるので好きという感情や嫌いという感情が起きないのです。

なのでメンタルは私達に重要な役割を与えてくれているので、私たちはそれを(メンタルを)コントロール必要があるのです。

先ほども言いましたが、神経症的傾向とはメンタルの弱さであり人間は基本的にネガティブな物事に対して敏感に反応してしまう性質があります。

つまりこの性質こそが、他人にバカにされていると感じてしまったり、自分の思い込みによってバカにされていると捉えてしまうのです。

私たちは自分が生きてきた環境の中で、例えば自分が今まで怒られてきた相手の顔の特徴って何となく分かりますよね??

これって大人になって社会に出たときに、今まで自分が怒られた相手の顔に似ている人が目の前に現れると「この人ってもしかして怖い人かな?」「怒りやすい人なのかな?」と無意識に感じてしまうことがあるのです。

これは自分を守るために脳が教えてくれているのです。

ただ、それは自分の思い込みであって、相手が本当に怒りやすいタイプなのかは話してみないと分からないですよね?

これこそが他人からバカにされているんじゃないか。と感じてしまう原因に繋がっていると私は思うのです。

すべてはあなたの思い込みがほとんどであり、自分が他人にバカにされていると思い込むことによって勝手にあなたは心のどこかで安心しているのではないでしょうか?

メンタルが弱い人は、日常生活でネガティブな思考になりやすいことはあなたも理解したはずです。

つまり、あなたは無意識にネガティブなことに敏感に反応してしまうので、それが生きづらいならとっくに対策や改善する方法を実行するべきなのに多くの人はそれをやらない=ネガティブな思考に安心しているから。と解釈できるのです。

「私はネガティブなことで安心なんか出来るわけない!!」と思ったかもしれません。

でも、今の現状から自分が変わることが怖くないですか??

変わろうとしたいはずなのに、あなたの脳はその行動を止めてきませんか?

これが「安心」なのです。

だからこそメンタルは上手にコントロールしたり、鍛えたり、回復させたりしないと自分が自分でなくなってしまう感覚に陥ってしまう人は実際にいるんですよね…。

HSP

HSPとはハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)といって環境感受性あるいはその気質・性格的指標である感覚処理感受性が極めて高い人たちを表す言葉であります。

簡単に言えば、ちょっとした物事に対して普通の人よりも、ものすごく敏感に反応してしまうので、例えば音にびっくりしたり、誰かに見られているように感じることがあるのです。

この特性も他人からバカにされているように敏感に反応してしまう特徴が考えられ、HSPは生まれ持った遺伝や自分が生きてきた環境の中でストレスになるような出来事をたくさん経験した人になりやすいと言われています。

HSPに関しては診断テストがあるのでまずはこちらをやってみて下さい。



もし、あなたがHSP気質であれば普通の人と同じような行動をしては当たり前ですが生きずらいはずです。

なので日常生活から自分が敏感に反応してしまうことに対して、苦しいのであれば工夫をしたり対策をする必要があると思います。

例えば、今回のテーマである他人にバカにされているように感じる。と言うことは、特定の一人からなのか、または周りのみんなからの視線から感じてしまうことなのか。こういった自分がバカにされていると感じることに対して明確にする必要があります。

そして、特定の一人からバカにされていると感じるのであれば距離をとってなるべくその人を見ないようにする。意識して話さないようにする。出来れば一生会わないようにする。こういった対策を考えることが出来ます。

一方、あなたの周りみんなからバカにされていると感じるのであれば、これは本当に辛いと思うので思い切って環境を変えるとか、あるいは親友を見つける努力をして一緒に行動するとか、こういった対策を考えることが出来ます。

どちらにしても、バカにされている状況を明確にしないと対策は難しいと思うので、敏感に反応して苦しいと感じることをノートにメモすることをお勧めします。

回避性

私個人的には、この回避性が一番他人にバカにされていると感じやすい特性なのかなと思っています。

まず、心理学では愛着スタイルというものが存在し「安定型」「不安型」「回避型」とこの3つが存在しています。

安定型の特徴は、対人関係における絆の安定性にあり、自分が愛している人が、自分をいつまでも愛し続けてくれることを、当然のように確信しています。

愛情を失ってしまうとか、嫌われてしまうなどと、思い悩むことがなく、自分が困った時や助けを求めているときには、それに必ず応えてくれると信じています。ですので、気軽に相談したり、助けを求めることができます。

また、安定型の特徴は、その率直さと前向きな姿勢にあります。人の反応を肯定的に捉え、自分を否定しているとか、蔑んでいるという誤解がなく、人がどう反応するかということに、左右されることが少ないです。

仕事と対人関係のバランスが良く、共に楽しみながら取り組み、ストレスを貯め込みにくいのも特徴です。

不安型の愛着スタイルの特徴は、様々な場面において、相手の顔色を窺い、少しでも相手の反応が悪かったりすると、嫌われているのではと不安になるなど、周囲への過剰な気づかいを特徴としています。また、相手の表情に対して敏感で、読み取るのは早いものの、不正確であることが多くあります。

不安型の人にとって一番の関心ごとは「人に受け入れられるかどうか」「人に嫌われていないかどうか」ということにあります。

また、自分自身に対して、取り柄のない、愛されない存在だと思いがちでありるため、身近な人に依存し、その人から自分が必要とされていることを保障してもらうことで、自分の気持ちと折り合いをつけようとします。

回避型愛着スタイルの特徴は、距離を置いた対人関係を好みます。人から縛られずに、人に依存すること、人から依存されることもなく、自立自存の状態を最良とみなします。そして、他人に迷惑をかけないことが大事であると考えます。また、人と気持ちを共有することが少ないのも特徴です。

また、葛藤を避けようとするなど、人とぶつかり合ったりする状況が苦手で、人への積極的な関与を好まない一方、葛藤を抱えられないと、攻撃的な言動に出てしまいやすくもあります。

その他、回避型の特徴は、何に対してもどこか醒めており、感情的な反応の認知において鈍感な傾向があり、自己開示や自己表現にも苦手さをもっています。

以上が3つの特徴でしたが、回避性は人と関わるのを避けようとする特性があります。

これが原因で他人にバカにされていると感じてしまうとがあり、神経症的傾向やHSPと違って自分の思い込みではなく、本当に相手からバカになれていることが実際にあることが分かっています。

回避性は人と向き合って話すことがとても苦手なので、せっかく友達が出来ても相手からしたら「私のこと友達と思っているのかな?」「私のこと好きなのかな?」と感じてしまうケースが考えられ、その結果、相手に嫌われたり、バカにされてしまうことがあるのです。

回避性を改善するのは心理学的にもとても難しいとされていますが、あなたの努力次第では出来る可能性はあります。

回避性人格障害までいくと お医者さんに通って 薬物療法 や少しずつ社会的な接触を増やしていくことをやるそうですが、基本的にはカウンセリングなどを受けてもらって少しずつ人とコミュニケーションを取っていくことをお勧めします。

電話相談なんかもお勧めです。大変だとは思いますが、世の中には回避性を改善して人生が良い方向に変わった人もいますでぜひ頑張ってみて下さい。

以上が3つの神経症的傾向・HSP・回避性の特徴をお話ししましたが、

他人からバカにされていると感じるほとんどは、相手は本当にあなたのことをバカになんかしていないことがほとんどだと言うことです。

これを理解した上で、自分は自分自身の思い込みによってそう感じているんだと思ってください。

そして職場なので本当にあなたのことをバカにしてくる人間は、それは世の中には価値のない人間だと思ってください。

だってあなたも私もですが、他人をバカにするような暇があったら自分の仕事や好きな趣味とか、やりたいことに時間を使った方が全然いいですよね?

そういう人は、ただ暇なだけで性格も心理学的に分析なんかできない人であります。

なので、まずは自分の性格を理解して、自分と向き合うことから少しづつ自分が前に進めるような努力をしてあげることによって、メンタルも改善するし、自信にもなるし、行動力も付きます。

そして他人からバカにされることに対して、いつも間にかなんとも思わなくなっている自分がいると思いますので今からでも遅くはありません。

この記事を読んだ、一年後には変われた自分となって、もう2度とこの記事を読むことがない様になっていてほしいなと思います。



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